Re: 惜別!津軽海峡線の国鉄形 ( No.1 ) |
- 日時: 2015/10/23 09:56
- 名前: トランスポート・中原研二
- 聴くならやっぱり国鉄型様、こんにちは。書き込みいただき、ありがとうございます。
電車特急の決定版・485系も今や数えるほどになってしまいました。先日2度にわたり行われた、九州国鉄色485系のお別れ運転にはいずれも参加させていただき、収録してきたばかりです。新潟・仙台の国鉄色車および3000代車などの収録も本年に行っております。「白鳥」につきましては未収録ですので、ぜひとも収録したいと思います。「はまなす」につきましても「白鳥」とぜひとも収録したいと思っております。よろしくお願いいたします。
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Re: 惜別!津軽海峡線の国鉄形 ( No.2 ) |
- 日時: 2015/10/23 12:57
- 名前: 聴くならやっぱり国鉄型
- 中原様 こんにちは。
前向きなご回答ありがとうございます。
なお、相次ぐ夜行列車の廃止と最後のブルトレ夜行客車列車ということもあり、「はまなす」は既にお名残乗車が増えているという話も聞きますので、収録は(お祭り騒ぎになる前に)早目に行われることをお奨めします。
いまや機関車としても貴重な、牽引機であるDD51のエンジン音、スハフ14の床下発電機サウンド等も、入線時・停車時で構いませんのであわせて収録できれば最高ですね。
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Re: 惜別!津軽海峡線の国鉄形 ( No.3 ) |
- 日時: 2015/11/30 20:32
- 名前: 聴くならやっぱり国鉄型
- 中原様 皆様、こんばんは。
先日「はまなす」と「白鳥」に乗車する機会を得ました。 以下に、乗車した際に見聞きしたこと、感じたことを述べます。(長文ですみません)
1)「はまなす」について
「はまなす」は14系座席車+25形(またはスハネフ14形への改造)寝台車の編成で、基本は座席5両+寝台2両ですが、乗客が多い時にはしばしば増結が行われ、最大12両となることもあるようです。
私が乗った時は座席7両+寝台3両の10両編成で、床下エンジン搭載のスハフ14とスハネフ14が4両も連結されていたので、停車時のホームでのサウンドは豪快なものでした。(中原さん、おススメです)
かつて分散型電源形式14系のエンジン搭載車両は夜行列車には不向きな騒音が嫌われていましたが、今となっては定期列車では「はまなす」しか出会うことのできない貴重なもの。しかも長大編成が現存し、全てオリジナルのディーゼルエンジン音を保持しています。車体はブルーの原色(国鉄色)であり、来年3月で列車廃止という、まさに絶滅危惧種です。
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Re: 惜別!津軽海峡線の国鉄形 ( No.4 ) |
- 日時: 2015/12/01 12:22
- 名前: 聴くならやっぱり国鉄型
- (「はまなす」の続きです)
複数のスハフ14の微妙なエンジン音周波数差が奏でる「うなり」(*)も健在で、長時間停車の下り青森入線後(21時36分〜42分間停車)や上り函館停車時(2時52分〜64分間停車)にホームで堪能できます。かつて14系座席車で運行された、昭和50年代の急行「雲仙+西海」(新大阪〜長崎・佐世保)や、昭和60年代の急行「八甲田」(上野〜青森)が鮮やかに脳裏によみがえり、まさにタイムマシンに乗って往時に戻った気分でした。 (*)2両のスハフの真ん中あたりで列車から少し離れた位置(隣りのホームなど)に立つと、「うゎ〜んうゎ〜んうゎ〜ん」という独特の響きが耳を貫きます。立ち位置を少し変えると響きが微妙に変わります。まさにサラウンドステレオの実況です。スハフが4両連結されている時に、より顕著に聞くことができます。
来春の列車廃止が知られてきたからか、B寝台や指定席(ゴロ寝タイプのカーペットカー、旧「まりも」転用のグリーン車椅子使用のドリームカー、いずれもオハ14)は週末には満席になることも多く、むしろ自由席(スハフ14)の方が空いています。
上り札幌発は札幌〜東室蘭では最終優等列車としての利用も多いので、収録には下り青森発がおススメです。
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Re: 惜別!津軽海峡線の国鉄形 ( No.5 ) |
- 日時: 2015/11/30 19:58
- 名前: 聴くならやっぱり国鉄型
- (「はまなす」の続きです)
津軽海峡線では、最後部車両の貫通部から青函トンネル内部の果てしなく続く照明(かつての竜飛/吉岡海底駅も)を見ることができ、函館周辺では減光された車内から車窓の夜景も美しく見えます。
函館で進行方向が変わり、それまでの最後部自由席車にはこれも貴重なDD51(北斗星カラー)が連結され、先頭車となります。函館〜大沼ほかの単線トンネルでは、DD51のエンジン音が先頭自由席車にも響き渡り、ありし日の山陰本線客車列車(「出雲」も!)の非電化単線区間(嵯峨〜綾部、城崎〜鳥取など)を思い出させてくれました。
噴火湾沿いを行く森〜長万部〜東室蘭は、長大な湾岸をほぼ3分の2周するので、海岸線沿いに連なる町の明かりと海上の漁火がとても印象的です。
東室蘭〜苫小牧は直線区間が続くので、DD51単機とは思えない力走が驚きでした(失礼!)。(区間表定速度は79km/h。昼間の特急は軒並み100km/h前後です)
列車自体の新設はJR化後ですが、国鉄の香りを色濃く残す魅力満載の「はまなす」、夜行列車を何度か利用したことのあるファンの方であれば、現地で見ればきっと乗りたくなると思います。文字通り、最後の国鉄型夜行列車です。乗る/聴くことができるのも今のうちです。
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Re: 惜別!津軽海峡線の国鉄形 ( No.6 ) |
- 日時: 2015/11/30 20:00
- 名前: 聴くならやっぱり国鉄型
- 2)「白鳥」について
東北・上越新幹線開業前から、食堂車つき長大編成で上野に発着してきた485系一族の、最後の定期運用です。新製後40年近く経ちますが、盛アオ(青森車両センター)の永年にわたる手厚いメンテナンスのおかげで、走りっぷりは全く齢を感じさせませんでした。
乗車したのは青森を朝に出る下り「白鳥93号」と、折り返しの函館発上り「白鳥22号」です。スケジュールの都合で土曜日乗車となってしまったので、モハユニット増結の8両編成でも下りは指定席が満席と混み合って(繁盛?)いました。
津軽海峡線は、在来ローカル線を転用整備した津軽線・江差線区間と、新幹線に組み込まれる新線区間で線路条件が大きく異なります。現在、新線区間沿線では全てのトンネル前後で「トンネルドン」対策の防護シェルターを構築中で、新幹線開業に向けて付帯工事が最終段階に入っています。
注目の走りっぷりですが、在来線転用区間はあまりスピードが出ません(特に木古内〜五稜郭はカーブが多い)。下り93号は、新線区間に入っても青森県側は意外にスピードが伸びず、青函トンネル下り区間も抑制気味(モーター音から判断して120km/h程度か?)で、北海道側の上り勾配を上がりきったあたりでようやくトップスピードの140km/h近い高速になりました。付帯工事の影響でしょうか?
これに対して、上り22号は、木古内を発車して新線区間に入るとぐんぐん加速し、旧・知内駅にさしかかる前にトップスピードの140km/hを感じさせる高速に到達。そのまま、青函トンネルの下り勾配区間に突入していくので(吉岡海底先の最深部までトップスピード維持)、上り列車の方が、モーター音の迫力がはるかに上回っていました。
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Re: 惜別!津軽海峡線の国鉄形 ( No.7 ) |
- 日時: 2015/11/30 20:37
- 名前: 聴くならやっぱり国鉄型
- (「白鳥」の続きです)
列車の乗車具合も(曜日にもよるのでしょうが)上り列車の方が空いており、諸状況を考えると「白鳥」は上り列車の方がおススメです。
一つ注意した方がよいのは、最近各地で出会う或る国の団体観光客です。彼等は本当ににぎやかなので(車内でも大声!)、同じ車両に乗り合わせると録画録音はまず不可能な環境になります。そうなってしまった場合は、迷わず他の車両(自由席)に移動するのが賢明だと思います。高い運賃料金を払ってはるか遠方まで乗車しに行っているわけですから、簡単に乗り直しはできませんので。
遅まきながら本格的な冬が到来したので、これから先の時期は荒天によるダイヤへの影響(運休も)があります。雪国ならではですね。
あと、時刻表でも周知されていますが、平成28年1月1日は新幹線関連工事のため、津軽海峡線は全線全列車が運休となりますので、ご注意を。
以上、これから乗車・記録をしようと考える皆様のご参考になれば幸いです。
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