EL・DL/2014年5月〜6月
1:田園地帯を行く、高崎更新色EF64−1000/5月
 
塗色が特徴的な「高崎更新色」EF64−1000が、一般貨物列車を牽引し、朝日を側面に浴びて終着の米子操車場を目指す。
水田には水が入り、水鏡状態となっていた。ローカル色に満ちており、好印象である。
3089列車
EF64−1017+
コキ×10
2:トンネルを抜ける、高崎更新色EF64−1000/6月
 
伯備線は平野部を除き、トンネルと鉄橋の連続である。線形もほぼ高梁川・日野川に沿っており、車窓も美しい。
走る車両の変化は著しいが、SLの時代から、時代を越えて今なお撮影者の心を惹きつけるものがある。
3083列車
EF64−1017+
コキ×12
3:山をバックに力走する、高崎更新色EF64−1000/6月
  ”撮影地のど真ん中に駅がある!”というのが第一印象の場所である。
無人駅で、閑静な準山間地・都市にも近い近郊エリアの場所である。
”牛乳パック”と愛好家からは呼ばれる、この塗色のカマもかなり見慣れてきた。
3084列車
EF64−1013+
コキ×10
4:大カーブを行く、高崎更新色EF64−1000/5月
 
鳥取側を走るのは完全に夜間の時間帯の列車であるが、岡山側であれば、ほぼ年中撮影可能な列車である。
有名撮影地の大カーブを行く、紙専用の貨物列車である。
3083列車
EF64−1035+
コキ×12
5:高梁川を渡る、高崎更新色EF64−1000/6月
  日の長い夏季ならば、夕方の下り貨物列車が側面順光となる、橋梁である。
長い貨物列車の全編成は画面に入らないが、山・川・鉄橋など、伯備線の美しさを堪能できる場所の一つである。
  3083列車
EF64−1017+
コキ×12
6:DD51−1186返却回送/5月
 
SLやまぐち号・DLやまぐち号牽引機:DD51−1043の予備機となるため、新山口に貸出されていた、DD51−1186が後藤総合車両所に返却された。
田植えの時期に戻ってきた。
単9873列車
DD51−1186
7:DD51−1179・ホキ工臨/5月
 
深夜の時間帯に夜間作業で、砂利を下ろしたホキ工臨が、朝日を浴びて米子に帰還して行く。
2014年現在においては、山陰本線に既にDD51牽引貨物列車は残っておらず、貨車牽引の姿は超貴重である。
工9151列車
DD51−1179+
ヨ8709+
ホキ800×7
8:DD51−1186・ホキ工臨/5月
 
7と同じホキ工臨であるが、何度もお召列車を牽引している、DD51−1186が先頭に立っている。
こちらは伯備線であるが、やはり田植えの時期に「水鏡」となる光景は、美しく映えている。
工9293列車
DD51−1186+
ヨ8709+
ホキ800×6
9:DD51−1186・ホキ工臨/5月
  8と同一日・同一列車であるが、山陰本線内のため、早朝は逆光条件となる。
この場所ではこの時期、まだ田植えは始まっておらず、丸々列車ごとほぼそのまま映っていた。
工9293列車
DD51−1186+
ヨ8709+
ホキ800×6
10:DE10−1161・ホキ工臨/5月
 
木次線トロッコ列車・奥出雲おろち号牽引機予備機:DE10−1161号機による、ホキ工臨で、貴重な光景である。
模型の世界のようなのどかさの漂う編成で、日本的な水田の広がる光景によくマッチしている。
工9155列車
DE10−1161+
ホキ800×4
11:DE10−1161・ホキ工臨/5月
  10と同一日・同一列車である。撮影時は国鉄色機を期待していたが、これはこれで”地域限定”の貴重な組合せである。
例年と比較して、この時期にしては珍しく線路内も含め、沿線の草が伸びているのが印象的であった。
工9871列車
DD51−1179+
チキ5200×8
12:DE10−1151・DE10−1147チキ工臨/5月
  列車終着駅における機回し省略の関係で、見かけ上のプッシュプル運転となっている、チキ工臨である。
このような編成の場合、その殆どが「最後尾のカマ・ぶら下がり(アイドリングのみ)」である。
工9851列車
DE10−1151+
チキ5200×2+
DE10−1147
13:DE10−1151・DE10−1147チキ工臨/5月
  12の画像の列車が終着駅に到着した直後である。
到着後すぐに先頭のDE10−1151が切り離された。この後、DE10−1147+チキ5200×2の編成が入れ替え作業を行い、レール下しの作業が行われた。
DE10−1151・
チキ5200×2+
DE10−1147
14:DD51−1186チキ工臨/5月
  伯備線全線を走破する、チキ工臨である。定尺レールを積載している。
ここは1973年4月の伯備線D51・さよなら運転の際に、背景のトンネル付近が撮影で賑わったが、現在は草が繫茂し、歳月の経過を感じさせる。
工9875列車
DD51−1186+
チキ5200×6
15:DD51−1186チキ工臨&EF64−1000貨物/5月
  14と同じ工臨が停車している脇を、下り貨物列車が追い越して行く。
EF64−1000番代の方は更新色に変わっているが、今や貴重な国鉄型DL/ELの並びシーンである。
工9875列車
DD51−1186+
チキ5200×6
16:DD51−1186チキ工臨/6月
  複線区間のトンネルを出る、チキ工臨である。
先頭のDD51−1186がこのトンネルに入るやいなや、DML61Zエンジンの轟音が”音の導管”を通って聞こえてきた。
元々他機よりも音が大きく、存在感のあるカマである。
工9875列車
DD51−1186+
チキ5200×6
17:DD51−1186チキ工臨/6月
  日没直前にかろうじて撮影。14〜16と同一列車が、川面に姿を映して高梁川を渡る。
EF64−1000形は、岡山(操)⇔米子(操)間に4往復の定期貨物列車の設定があるが、DD51形の運転は稀である。
工9875列車
DD51−1186+
チキ5200×6
18:DD51−1186チキ工臨&DD51−1193単機/6月
 
JR西日本管内で、今や8両しか残っていないDD51形(29年前の1985年3月現在では、中国地方だけで156両の在籍があった)。
その8両のうちの2両が並んだ瞬間である。この両機は、かつて福知山機関区に同時在籍した。
工9875列車
DD51−1186+
チキ5200×6/
単9861列車
DD51−1193
19:DD51−1179チキ工臨/6月
 
美しくカーブした、高梁川の鉄橋を渡る。
日の長い時期であるため、かろうじて撮影できる場所である。
1986年10月まで毎日定期列車で見られた、伯備線DD51も、今はごく稀に臨時列車で見る事が出来るのみである。
工9875列車
DD51−1179+
チキ5200×8
20:DD51−1179チキ工臨/6月
 
19と同一列車だが、日没後の撮影で、手持ちデジカメの最高感度を持ってしても、広角アングルでも撮影は厳しかった。
このあたりは緩やかな12‰上り勾配で、DD51が重厚でクリアーなエンジン音を響かせて近づいてきた。
工9875列車
DD51−1179+
チキ5200×8