![]() |
−ご意見・ご感想など− |
ここでは、24時間リレーマラソンに参加される(された)方々からのメールやアンケートによっていただきました、ご意見・ご感想等を掲載します。 |
参加チームからのお便り(2000,5.17) | POWERED by RICE 監督:谷野 志保さん |
24時間マラソン、お疲れ様でした。 途中で、チーム名を「行き当たりばったりチーム」にしようかと思うくらい、テントの手配から始まって、選手宣誓、バーベキュー準備、夜や雨の対策、などなど手際が悪く、あたふたしてばかりでしたが、ゴールはやっぱり感動でした。 メンバーはもちろん、応援に来てくれた人達も、いい思い出が出来た、楽しかった、ありがとう、と喜んで頂けました。 エミリー達は、来年米子にはいませんが、米子でのいい思い出が出来た、来年も米子に戻って、出場したいと、言っていました。 来年出場は未定ですが、実行委員のみなさん、また頑張って下さい。ありがとうございました。 |
24時間走るヒトの身体 |
東京学芸大学教授:渡辺雅之さん
|
|
第13回目となります「東京学芸大学24時間実験ラン」が3月25〜26日に無事終了しました。 えっ、13回目というと13年の歴史があるのかしら?と思う人が居るかもしれませんね。実は7年目なのです。毎年3月と11月に開催しているのであっと言う間に回数は増えます。 3月はキャンパス内のコース(1周1kmか1.6km)、11月は大学祭の時期に400mトラックでの周回です。スタート時刻は1〜10回までが午後5時(10回目のみ午後3時)、11回目から朝に変えました。 朝8時スタートが基本です。理由は身体のリズムの位相のズレによる影響をみるためです。参加費はずっと2、000円です(最初の数回は無料〜500円)。また、ウルトラランニングへの導入としての意味あい、ウルトラランニングの普及、ウルトラレースでいろいろなことを試す意味あい等から「実験ラン」と命名してやっています。 以上でお分かりのようにいわゆる「レース」ではありません。ここにこの実験ランの特徴があります。自分の今の調子を見る人、故障の治り具合を図る人、飲み物等で何かを試そうとする人、自分の限界を知ろうとする人(限りなくレースに近いか)、等など走る人も実験ですし、こちらも体重やら血圧やらその都度いろいろなことを測定しています。 このような背景で実施しております24時間実験ランで得られた事をいくつか紹介します。 体重の変化を見てみましょう。24時間も走るとさぞや減ることと期待されますが、意外とそうではありません。24時間中には実際に走っている時間とそうでない時間とがあり、また給水給食がありますので、体重を上げ下げする主な要因から言えば、走っている時間の長さ、水分やエネルギー補給の量ということになります。 体重の変化量はせいぜい2〜3kgにしかすぎません。あまりに大きな減少ですと、それは胃腸系のトラブルを生じていることが原因であり、そうなれば走行距離は望めません。 では、どのくらい食べているのでしょうか。24時間走行中の全飲食をチェックして調べました。すると、たくさん走ったヒトほどカロリーをたくさんとっていることが分かりました。 202km走ったランナーの摂取エネルギーが最高で、6,000kcal弱でした。 24時間殆ど動きながらその中で約6,000kcalとれることに驚かれることでしょう。 しかし、世界記録を有するイヤニス・クーロス選手(ギリシャ)は303kmを走るのですが、この記録以外の時の調査では約13,000kcalとっていたという報告があります。走りながらでもたくさん摂取できる胃腸系の能力も重要な要素なのです。 体重の変化は僅かでも血液中の脂肪の増減は著明です。血液中の脂肪であるトリアシルグリセロール(TG、中性脂肪といいます)が大きく減少しています。走るエネルギーとして脂肪がよく使われていることの証拠です。減る度合いはたくさん走るランナーの群(112km以上群と102km以下群に分けた場合)の方が大きく減少しました。 24時間走行中特に何かを持って走るわけではないのですが、握力がよく低下します。サロマ湖100km大会で調査した結果、握力の低下度と100kmのタイムが良く相関しました。すなわちタイムが遅いランナーほど大きな握力の低下を示したのです。 しかも右手のみに相関がありました。左手は相関しないとなるとこの低下は末梢の筋力低下よりも中枢の疲労を表しているのではないかと考えたのです。 24時間走前後の握力を調べますとそのような傾向は見えてきません。100kmを完走するための身体の機構と24時間走を走るそれとは異なるようです。 長時間走ることに伴う疲労は距離走と時間走とで随分と違いますね。特に周回となると一層違うようです。時間走における周回記録がロードと異なることがよく反映されています。要するに、心理面と精神面の違いということでしょうか。 |
事務局長あてメール抜粋(2000年3月) |
(ホームページの)議事録を見て、限られた資金で、参加者の為に色々と苦労、工夫、・・・しておられとても感謝します。これからも宜しくお願いします。 スタッフの方って、当日名前と顔が一致しにくく、声をかけずらいと思う。 特に、初めての参加者さんには良く判るように、目印(名前が判れば尚良い)を身に付けたほうが良いのでは。 夜間、22時〜6時の間コース全体がトテモ寂しく感じられます。 (当然の事ですよね)しかし、この時間帯での各参加者の心の中は故障寸前、特にグループ参加者においては雰囲気も悪くなっているようです。 リタイヤ等は、各選手の体力、気力、志、によるので仕方ないのですが。 出来れば、悔いなく完走してもらう為に、励ましたい。 ≪ストリートミュージシャン≫の方に協力して頂いたらどうでしょう。 |