1) どんな症状?
感染(性行為)後、3-10日で症状がでる。
性交だけでなくオーラルでも感染する。
男性の尿道炎では排尿の時に痛い、かゆい、むずがゆい
女性の子宮頚管炎ではオリモノ(ネバネバした粘液)がでる。
2) なぜ怖い?
男女とも不妊症(こどもができない)の原因になる。
女性は子宮外妊娠の原因、子宮付属器の炎症の原因。
生まれたこどもに結膜炎(トラコーマ)や肺炎をおこす。
3) 検査
血液(血清クラミジア抗体 IgM,IgA)
尿中クラミジアPCR
分泌液中クラミジアDNA
*どの検査も保険がきく。
*血液では過去にクラミジアに感染したか否かがわかる。
*結果がわかるまで3日-10日を要する。
4) 治療
多くは抗菌剤の服用を1週間すればなおる。
ただし、セックスパートナーも完全になおすこと。
薬の費用はすべて保険がきく。
5) 予防
コンドームしかない
6) ほかの病気との関連
淋病、梅毒などいっしょにうつることがある。
エイズもいっしょに感染する可能性がある。
7) そんなに多い病気か?
若い健康な成人男子で7%がクラミジアに感染したことがある。
結婚している妊婦の15%がクラミジアに感染したことがある。
未婚の妊婦の30%がクラミジアに感染したことがある。
男子の尿道炎のうち40%がクラミジアに感染したことがある。
このうち10%が梅毒に感染したことがある。
性風俗従事者の80%がクラミジアに感染したことがある。
このうち10%が梅毒、20%が肝炎に感染したことがある。
8) 難しくは
Chlamydia trachomatisを病原菌とする。
クラミヂアは大きさが一般細菌とウイールスの中間の小球菌。 10%ほどに薬に抵抗力をもった菌がいる。要注意。
クラミヂアは大きさが一般細菌とウイールスの中間の小球菌。