原産地ペル−ではリウマチの特効薬

 

リウマチは間接や゜筋肉の疼痛性疾患で、今なお原因不明のケ−スが多く、現代

の難病の一つといわれています。

キャッツクロウのリウマチに対する効果は、ペル−ではインカの時代から知られて

いたようで、インディヘナ(先住民)の間ではリウマチか関節痛の生薬として愛用さ

れていたことが、知られています。

現在でも、ペル−では民間生薬としてこのキャッツクロウがリウマチの特効薬とし

て広く知られていますし、入手が比較的容易になった現在では、天然の抗炎症剤

として、よく使われています。

アメリカでも、リウマチ専門医によって、80人のリウマチ患者に対し、半数にはキャ

ッツクロウをのこり半数には偽薬を投与しつづけて、結果を比較検討したことが報

告されています。結果は、間接痛や夜間の痛み、朝のこわばりなど多くの診断項

目において、統計的に有意に改善したとされています。

慢性疾患患者に大きな恩恵

 

薬理学的には、これまで確認されているキャッツクロウの六つのオキシインド−ル

アルカロイドと呼ばれる物質のうち四つのアルカロイドには、免疫増強作用や有害

異物の食菌作用などの働きがあることが実証されています。さらに、これらの物質

が相乗的に作用して、生体内で鎮痛効果や抗炎症効果など有益な効果を発揮す

ることがわかっています。

とくに、痛みの軽減効果は、これまで一般に普及している健康食品では見られな

かった効用であり、このキャッツクロウの持つ「鎮痛・抗炎症作用」は、毎日痛みで

苦しんでおられるリウマチなどの慢性疾患患者には、大きな恩恵をもたらしてくれ

るものと期待できます。

 

日本でも実証された鎮痛効果

ペル−共和国大使館およびペル−企業の要請のもと、1996年から、日本の医療

機関でも「キャッツクロウの腰痛・神経痛に対する有用性」を調査する臨床試験が

始まりました。20名の患者を対象にして行われました。

調査は、公正を期すため、見かけ上は本物のキャッツクロウと違いのない偽薬と

比較する試験「クロスオ−バ−法」を採用して、その違いを比較しています。つま

り、キャッツクロウと偽薬を別々の期間に交互に投与する方法です。

それに加えてこの調査では、患者にはもちろんのこと、投与し評価を行う医師に

も、投与されているものが、キャッツクロウの本物か偽薬かを教えない”ダブルブ

ラインド法”という試験方法を採用しました。

この方法は医薬品の臨床試験の申請時におこなうもので、、信頼性の高いテスト

です。

結果は、キャッツクロウの効果が想像以上にすぐれていることが実証されました。

九つの評価項目のうち、八項目で鎮痛効果のあることが実証されたのです。

 

はっきりと自覚できる効果で、速効性もある

前項の試験で注目すべきは、痛みを取る効果が四〜六週間程度と、非常に短期

間であらわれたことです。

一般に生薬や健康食品では、結果があらわれるにはかなりの期間が必要です。

キャッツクロウはかなり早期に効くといえるのではないでしょうか。

さらに、単に痛みが解消しただけでなく、被験者自身が「元気になった、力が出て

きた」と自覚できるほど、全身症状が改善されたのも特徴的です。

一般の生薬や健康食品は「なんとなく良くなった気がする」という効果を示すもの

が多いのですが、この点、キャッツクロウの効果はすばやく、しかもはっきりした作

用であることがわかります。

慢性の痛みに効く

これまでのことをまとめると、キャッツクロウには大きく二つの種類の痛みに対して

鎮痛効果があるといえるでしょう。

一つは炎症をともなう慢性の痛みです。

炎症をともなう慢性の痛みには、リウマチ、神経痛、慢性の腰痛などがあります。

たとえば、脊椎スベリ症という腰痛は、上下の脊椎がズレてしまい、くせになると

ちょっとした表紙に再発を繰り返します。

こういう腰痛は、骨がズレてそのまわりの筋肉が炎症をおこしていることが多い

のですが、キャッツクロウはこういった慢性的な筋肉の炎症を抑え、痛みをやわ

らげてくれます。逆にいえば、ギックリ腰や打撲のような急性の痛みにはあまり

効果がありません。

血液の流れを良くする

もう一つは、偏頭痛のようにズキンズキンと血管が、脈打つような発作的痛み

です。偏頭痛の原因は自律神経の障害などいろいろ考えられますが、一つに

は血液の流れが悪くなり、血管がけいれんして起こることにあります。こういう

痛みは血液の流れをよくすることで緩和されます。

キャッツクロウには、血小板凝集阻害作用(血小板が固まるのを防ぐ働き)や

血栓防止作用のあるアルカロイド(とくにリンコフィリン)が含まれています。

これらの作用で血管が詰まらずに末端まで血液が流れるようになり、痛みが

取れると考えられます。血流がよくなれば、手足のマヒも改善されます。同じ

カギキズラ属を使った漢方薬に「釣藤散」がありますが、キャッツクロウには

これとよく似た作用があるわけです。

 

期待されるガン・エイス゛に対する効能

 

抗ガン効果・・・

キャッツクロウの抗ガン効果は、アルカロイドが免疫系を刺激し、体内の免疫

担当組織であるマクロファ−ジの貪食作用を促し、ガン細胞などを増殖させな

いという働きに由来するものです。

オ−ストリア、ドイツなど、ヨ−ロッパの科学者の間では、このキャッツクロウの

抗ガン効果にたいする研究が盛んで、ドイツのルドウィック・マキシミリアン大学

のバ−バラ・クレウッツカンプ医学博士の1984年に発表された論文の中には、

ガンの治癒例が紹介されています。

『睾丸ガン』・・・男性34歳。化学療法期間にキャッツクロウを投与。完全回復。

『白血病』・・・男性14歳。キャッツクロウが投与され、三週間後、血液値が改善。

『脳腫瘍』・・・男性10歳。手術が行われたが改善されなかった。キャッツクロウが

投与され、約五週間後、回復。学校にも通い始め、以前の頭痛は起こらなくなった。

『乳ガン』・・・女性53歳。手術後、キャッツクロウを投与。六ヶ月後、血液検査、

肝臓値共に正常となった。

以上のような劇的な例ではなくても、放射線治療のさいにキャッツクロウを併用

したら、白血球の値が正常値のままで、副作用がほとんどみられなかった、と

いった例は、日本国内でも、数多く確認されています。

エイズ治療・・・

エイズのような、免疫不全の関与する疾患についても、キャッツクロウがかなりの

治療効果をもつことが、証明されています・

1988年、オ−ストリアの化学者クラウス・ケブリンガ−は、エイズ患者の治療に

キャッツクロウを使用したと報告しています。

それによると、非常に進んだ症例は治りませんでしたが、それ以外の症例では

改善を助けました。

治療の二十日後には、免疫系に肯定的徴候があらわれ、三十日後にはリンパ節

と病気の特徴的な徴候が改善されました。これらの患者は致命的にエイズ・ウィ

ルスに感染していましたが、症状が消えてしまいました。

現在、オ−ストリアの研究所ではケプリンガ−のもとで、抗ウィルス薬AZTととも

にキャッツクロウの抽出物をエイズ治療に使用しているそうです。

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