倉吉美食倶楽部待望の新企画。たまにはワールド・ワイドな企画を！と言う訳で
東南アジアの最終兵器・地獄からの使者「ドリアン」を我が身を呈して体感してみることに。
「ホテル持ち込み禁止」「食べたらやみつき」「アルコール類と一緒に食べると死に至る」などなど
「本当かよっ！！」とツッコミたくなるようなエピソード満載のキング・オブ・フルーツ。

部長ひとりで挑戦するには、あまりに危険でなおかつ画的に地味そうな為、部員達を道連れにすることに。
どーせならデッカイ方が画的にも面白そうなので、タイより特大サイズのブツを発注することに。

タイ(Thailand)産2Lサイズ4kgの特大ドリアン　8,379円（送料込）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　でドリアンを購入

さすがフルーツの王様だけあって高い．．．。
さらにインターネットで検索していると「ドリアンキャンディ」なる商品を発見。
小ネタとして面白そうなので、コレも購入してみる。

ドリアン・キャンディ（バリ産）　390円（送料込）

さらにさらに「ドリアンアイス」や「ドリアンチップス」まであることが判明。
こうなりゃもうヤケクソだ「みんなまとめて食ってやる！！」とドリアン完全制覇宣言。
勢いだけで、ドリアン食品を追加注文。

ドリアン・アイス（日本産）　577円（送料込）
ドリアン・チップス（タイ産）　714円（送料込）

ドリアン完全制覇のお値段は合計　10,060円也

勢いで買ってるうちに、こんな金額になってしまった。
いくら企画の為とはいえ、少ない小遣いで生活している部長には痛すぎる金額。
後悔の念がよぎる．．．が、買ってしまったものはしょうがない。
もう、ドリアンの味を楽しむしかない。ドリアンよ、その味で天国に連れていっておくれ！！
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場所を倉吉パークスクエアに移し、いよいよドリアン・フルコースのお披露目開始。
まだこの時点では、顔を近づけてやっと臭いがする程度。
んんん、こんなもんか？？？と思いつつドリアンを割ってみることに。
ザクッザクッ。外見と違いナイフを入れると意外と簡単に割れた．．．．その瞬間！！


ぎゃぁーーーーーー！！！！
グロテスクな中身があらわになったと同時に、想像を絶する、異臭が辺りを支配した。
この臭い何と表現すれば良いのだろうか。

「ガス漏れでガスが充満した四畳半の部屋で、真夏に1ヶ月放置した生ゴミを顔面にぶちまけられた」

ような臭いと言えば判りやすいであろうか！？
そんな経験をしたことのある人は、まずいないであろうが、とにかくそんな臭いである。

中から取り出された果肉は指でつまむとくずれるほど柔らかく、クリーム状で少し繊維がある感じ。
悪臭と戦いながら、綺麗に盛り付けて花まで添えたはイイけれど．．．．まったく食欲をそそらない。
臭いを嗅げば嗅ぐほど．．．．まったく食欲が湧いてこない。

しかし、本当に美味しいかどうかを検証するのが今回の目的である。
しかも部長はこの企画に一万円も投資しているのだ。これでマズイはずがない。
意を決して参加者全員で一斉に食べることに！！

参加者一同「せ〜〜の！！」でドリアンをバクリッ！！
口に入れた瞬間
．
．
．
「うぎゃぁ△×○▲○×ぁぁーーーーーーーーーーーーーー」
声にならない悲鳴と共に部長、悶絶。
口に入れたはイイが飲み込めずに部長、早々とリタイア．．．。
だってコレ腐ってるよーー！！

ドリアンの味を判りやすく表現すると、
「ガスホースを鼻に突っ込んで、ガスを目一杯吸い込んだ状態で、
腐ったタマネギを食べた」ような味である。
理解頂けたであろうか？？？

しかし、平気な顔してパクつく参加者も数名。
どうやら腐った味と感じるか、甘味と感じるかは人それぞれのようである。

どのあたりがフルーツの王様なのか、その片鱗すら見えないまま企画は終了。
あの強烈な臭いと引き換えに、トロけるような魅惑の味を期待してたのだが．．．．。
ただただドリアンの匂いに翻弄された1日であった。

まったく食べれなかった者、平気な顔して食べていた者など千差万別ではあったが、
「決して、美味くはない！！」が参加者の統一した意見であった。


ただ、この地獄の臭いは死ぬまでに一度は御賞臭頂きたい。
とにかく理屈抜き。あなたの知らない世界へいざなってくれることでしょう。


でドリアンを探してみる。