万葉歌人・山上憶良と大伴家持をつなぐ、万葉の郷とっとりけんの昔語り
令和2年
1月12日(日)18:30
1月13日(祝)14:00
(開場は開演の30分前)
会 場:倉吉交流プラザ2階 視聴覚ホール
(倉吉市駄経寺町187-1・倉吉パークスクエア内、倉吉市立図書館建物2階)
入場料:500円(小学生と障がい者は無料)
プレイガイド:倉吉未来中心・とりぎん文化会館
2019年11月19日よりチケット発売 ※未就学児は入場できません。 上演時間は、約2時間です。途中で10分間の休憩を予定しています。 小学生は保護者同伴での鑑賞をお願いします。(託児はございません) 【キャスト】 山上臣憶良/尾上貴尉(劇創西社OHKUS) 奈良時代初期の官人。万葉歌人として著名。 大伴宿禰家持/大西勇太郎(劇創西社OHKUS) 奈良時代中期〜後期の官人。晩年に公卿。 孝謙天皇・上皇/小西順子(劇創西社OHKUS) 奈良時代の第46代天皇。史上6人目の女帝。 語り部・祖母/森田貴子(ゲスト) 憶良と家持の昔語りをする語り部。 川辺朝臣東人/大西ひとみ(劇創西社OHKUS) 奈良時代の官人。晩年に石見守。 伯耆宿禰石川麻呂/吉持 瞭(ゲスト) 伯耆国庁がある久米郡の郡司・大領。 伯耆宿禰豊日売/溪 虹子(キッズ劇団きのこタケノコ) 久米郡司・石川麻呂の妹。 勝部淵麻呂/美甘大地(ゲスト) 伯耆国庁のある久米郡・勝部郷の良民(一般庶民)。 勝部若売/江田実由(ゲスト) 勝部淵麻呂の妻。 狛売/明正凪紗(ゲスト) 久米郡司・石川麻呂の私奴婢。 粟田朝臣人上/杉川藍月(きのこタケノコ指導者) 憶良の恩人で公卿の粟田朝臣真人の長男。 家持・少年期/山田帆乃(キッズ劇団きのこタケノコ) 少年時代(12〜13歳頃)の家持。現代の孫役と1人2役。 大伴宿禰旅人/大西勇太郎(OHKUS・1人2役) 奈良時代の公卿。家持の父。大宰帥、大納言など歴任。 坂上大嬢/磯江彩花(キッズ劇団きのこタケノコ) 家持の正妻。 大嬢:少女期/西村結菜(キッズ劇団きのこタケノコ) 少女時代の坂上大嬢。 破斯清通/カタネスク 彩来
エレナ(キッズ劇団きのこタケノコ) 平城宮跡出土の木簡に、大学寮員外少属とある人物。 今来秦人/フロラ ロット(キッズ劇団きのこタケノコ) この時代、中国の唐ではローマ帝国を「大秦国」と呼んでいた。 宮中女官/溪 虹子(キッズ劇団きのこタケノコ) 孝謙天皇・上皇に仕える女官。 藤原朝臣仲麻呂/石坂 修(劇創西社OHKUS) 孝謙天皇の寵愛を受けて政敵を排除し権力を握る。 仲麻呂・少年期/磯江謙信(キッズ劇団きのこタケノコ) 藤原仲麻呂の少年時代。 道鏡/西村啓司(せきがねリーディングの会) 病気になった孝謙上皇の看病に当たり、寵愛を得る。 発掘担当職員/根鈴輝雄(ゲスト) 現代の市民発掘体験の担当職員。 発掘体験引率者/山根孝(せきがねリーディングの会) 発掘体験に参加した子供たちの引率者。 山上憶良を扱った「憶良の翼」を原作として完全リライト。家持の姿と憶良とのつながりも描く。
<やむを得ない都合により出演者が変更となる場合があります>
伯耆守、東宮侍講、筑前守などを歴任した。
大宰府での「梅花の宴」で歌を詠む。
令和の出典となった同宴の注釈文の作者ともいわれる。
万葉集の主な編纂者とされる、著名な万葉歌人。
越中守、因幡守、兵部大輔、中納言などを歴任した。
国守として因幡国庁で詠んだ歌が万葉集の最終歌。
史上唯一の女性皇太子になり即位した。
治世の初期は藤原仲麻呂を重用する。
上皇となって後は僧侶の道鏡を寵愛した。
この語り部のお話で物語が進行していく。
物語終盤の祖母役も兼ねて出演する。
(OHKUS関係作品で定番のゲスト出演者)
憶良の晩年に病気見舞いをし、憶良の最後の歌を聞く。
家持が越中守時代に越中を訪れるなど、二人に縁がある。
本作品上は伯耆国司の目(さかん)として憶良に仕える。
律令を守るためには厳しく、良民から恐れられている
憶良と接することで、相手のことを思いやる気持ちを育む。
(役者本人は、まだ10代の若者である)
憶良の他人への優しさに感化されていく。
律令の規定によって、平城宮に采女として上がる。
(役者本人は中学1年生。歴史は苦手とか)
暮らしは大変貧しいが、頭も良く、心は清らか。
妻の若売と仲むつまじい。
(役者本人は、まだ10代の若者である)
貧しいながらも夫を支える、優しさあふれる女性。
作品では説明がないが、河村郡笏賀郷出身で泳ぎが巧み。
(役者本人は、まだ10代の若者である)
高句麗から帰化した奴婢だと思われる。
ふとしたことで憶良と出会い、人生が変わっていく。
(役者本人は、まだ10代の若者である)
たまたま憶良と同日に従五位下に叙爵して貴族となる。
父と一緒に遣唐使を務めた博学の憶良を師と慕う。
大宰府の次官・少弐として「梅花の宴」で歌を詠む。
父の大伴旅人に従って大宰府にいる時に憶良と知り合う。
「梅花の宴」を見て、官人たちの歌に触れる。
(役者本人は小学4年生。出演者最年少)
大宰府の長官・大宰帥時代に、筑前守の憶良と知り合う。
「梅花の宴」は旅人の宅で行われ。32首の歌が詠まれた。
令和の出典となった同宴の注釈文の作者ともいわれる。
旅人の妹の坂上郎女の娘。
家持と多くの相聞歌を交わす。
越中にも後に家持に従って同行している。
旅人の妻が亡くなり、その家政を取り仕切るため、母の郎女が
大宰府に赴いたときについていき、家持を慕うようになる。
(役者本人は小学5年生。日本史はまだ習っていない)
破斯はペルシャを意味するため、ペルシャ人との説がある。
その清道の少年期。宮中で今来秦人を案内する。
(役者本人は小学5年生。日本史はまだ習っていない)
天理参考館はローマ製の切子椀(ガラスコップ)を所蔵している。
今来は「最近、日本に来た」の意味。当時の奈良は国際都市だった。
(役者本人は小学5年生。日本史はまだ習っていない)
後に宮中女官となった采女・豊日売の姿。
藤原仲麻呂の専横を快く思っていない様子。
人臣初の太政大臣(太師)となる。家持とは政敵。
孝謙上皇の寵愛が道鏡に移ってからは上皇と不仲になる。
権力を取り戻そうと上皇に反乱を企てるが…。
当時、公卿である従三位の中納言・武智麻呂の次男。
仲麻呂は少年期から儒教や算学に秀でており頭が良かった。
(役者本人は中学1年生。テストの成績は良いらしいが…)
仲麻呂の没落後に僧侶の身で人臣、頂を極める。
宇佐八幡宮の神託を利用して天皇の位まで狙ったが失敗。
孝謙が重祚した称徳帝の没後に、一族共々左遷される。
奈良時代の鳥取の様子を市民に知ってほしいと願っている。
歴史と考古学を愛する職員。
(演劇活動者ではないが特別出演)
優しく、子供たちから慕われている。
奈良時代の藤原朝臣武良志と1人2役
(原作舞台の「憶良の翼」では粟田朝臣真人を演じた)
【スタッフ】
脚本・演出/尾上貴尉
舞台 監督/伊藤げん(劇団 鳥取市民劇場)
照 明/湯浅伸二
音 響/新木菜々子
効 果/小西順子
作 曲/植田雅史
照明プラン/大西勇太郎
衣装メイク/杉川藍月、駒井恵里、小椋三恵子
大小道具 /劇創西社OHKUS
舞 台/劇創西社OHKUS、キッズ劇団きのこタケノコ
受付・会場/米田菜々子、伊藤げん、キッズ劇団きのこタケノコ
制 作/尾上貴尉
主催:鳥取県 共催:倉吉市
協力:鳥取市、鳥取市因幡万葉歴史館