中国緑化事業 レポート

日中緑化交流基金助成事業
中国河北省から、日中緑化交流基金(以下「小渕基金」と称する)の助成金活用による緑化協力事業の実施
を要請され2007年10月にNPO法人サカズキネットが応募しましたが、その折は認定されませんでした。
その後、捲土重来、2008年度に再応募し、幸いにも認定を受けました


  あゆみ

2007年05月  中国河北省から緑化事業実施の要請。
2007年06月  中国河北省廬龍県に行き、植林候補地
            を視察、調査。

2007年10月  小渕基金へ助成を申請したが非認定。
2008年06月  再度の申請のため、河北省廊坊市の植
            林候補地を視察。
2008年08月  小渕基金へ助成申請。
                         新聞記事はコチラ
2008年10月  助成決定の内定をいただく。  
2008年11月  訪中団を河北省へ派遣し、緑化事業の
            締結、事業打合。  写真はコチラ
                   訪問団長  :伊藤美都夫
                   締結署名人:本谷  篤
2008年12月  助成決定通知を受領し、正式に事業を
            開始。

  事業名

河北省廊坊市広陽区永定河地区造林事業

  カウンターパート

中国河北省林業局外資項目管理中心
NPO訪中団(記念碑の前で)
記念碑裏の写真はコチラ
  植林地の概要・植林意義

所在地:河北省廊坊市広陽区永定河地区           
地図はコチラ

広陽区は北京と天津の間に位置し、永定河下流の平原区で、廊坊市政府所在地、全市の政治、経済、文化の中心である。
プロジェクト実施地域を白家務弁事処南寺
村、北寺村、寺辛荘村、富各荘村とする。
歴史上永定河は何回も川筋が変わったため土壌は砂漠化が進み、農業の発展を制約してきた。
プロジェクト実施後は生態改善だけでなく、地方経済、農林業の発展を促進するものであり、人民を豊かにするプロジェクトでもある。

当地
の年間降雨量は590mmで夏に集中する。年平均気温は11.4度C、霜が降らない日は180日。
日照は十分で気候温暖、土壌の
PH値は7.58.0、有機物質含量は1.6%。農作物はコムギ、トウモロコシ、ウリ科の作物をメインにし、
野生作物はオナモミ、チガヤ、エノクログサ、スベリヒユなどである。


プロジェクト実施区の四つの村には人口2902人、農村労働力1470人、土地総面積は1123.7ha、一人当たりの純収入は4765元。

  事業概要

全体3カ年計画の植林地=201haで、今年度(第1年度、67ha)の植樹は次のとおり。      
植林現地の写真はコチラ
            ・ポプラ37,000本
            ・柳    18,000本


  広報等

地元マスコミに当該プロジェクトの意義を取り上げていただいた。