日中緑化交流基金の概要 | |||
中国の植林活動を支援するため、小渕総理大臣は1999年7月の訪中の際、 100億円規模の基金設置構想を発表され、この構想の下に国際機関である 「日中民間緑化協力委員会」とその事務局である「日中緑化交流基金」が 設置されました。 日中緑化交流基金は、この趣旨に基づき2000年度から日本の民間団体等が 中国で行う植林緑化活動に対し助成を行っています。 |
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助成の対象となる経費 | |||
1. 森林造成に関わる経費 2. 事務経費 3. 技術者派遣経費 中国国内における経費全てが助成されます。 |
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NPOサカズキネットの取組方針 | |||
鳥取県と中国河北省は、1986年に友好省県を締結し、多岐に渡って 交流事業を推進してきた。 |
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2001年、河北省から日中緑化交流基金(以後、小渕基金)を活用した緑化 事業の提案があり、県から現地調査の訪中団を派遣し、3ケ所程度視察し たが、基金申請には至らなかった。 2006年5月、河北省から秦皇島における緑化事業の提案があったが、県内で のカウンターパートナーが見つからず、同様に基金申請に至らなかった。 この間、全国では2005年度実績では計52団体が、鳥取県同様友好県省を締 結している長野県の日中友好協会では数年間続いた平山県での事業をこの たび終え、今年度新たに場所を変えて小渕基金を申請する予定である。 このような状況下、鳥取県から当NPOへ小渕基金活用による中国緑化の提案 があり、即座に調査に入った結果、受諾した。 鳥取県担当係:文化観光局交流推進課東アジア交流係 06年12月下旬、担当運営委員(牧野)を河北省に派遣し、具体的な協議を開始 した。 |
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NPOサカズキネットの利点 | |||
・ | 会員の国際交流への意欲の醸成。 | ||
・ | 会員の日中間の友好促進、環境保護への貢献。 | ||
・ | もって、日中両社会からの認知。 |
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植樹計画案 | |||
河北省林業局からの提案は以下のとおり。 サカズキネットに異存は無くこれを基本計画として各種申請を行う。 名称:日中共同河北省秦皇島市盧龍県砂漠化防止造林プロジェクト |
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植林地 | 河北省秦皇島市盧龍県青龍河の沿岸地域 | ||
主管部門 | 中華人民共和国国家林業局 | ||
担当部門 | 河北省林業局外資プロジェクト管理センター | ||
実施部門 | 秦皇島市林業局、盧龍県林業局 | ||
実施期間 | 植林地を4月頃実査し、写真等の資料整備。 通例として、毎年7〜8月に申請。 同年9〜10月に内定受理後実働に取掛かる(記念式典等含む)。 |
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規模等 | 60〜70ha/年間×3年間=約200haの規模で植林。 小渕基金の原則は、1箇所で3年間の継続を認めている。 川沿いに、主として、柳、ポプラ、炎樹を計画。 |
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検査等 | 植樹後、小渕基金及びNPOの検査員を派遣する。 春あるいは秋の植樹がベターであり、秋に植樹すると翌年 春に検査を受けることが通例。 |
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派遣計画 | 当NPOからは、秋の起工式を含めて2〜3回程度派遣する要有。 | ||
投資内訳 | 毎年小渕基金1,000万円を申請。 秦皇島市と盧龍県が20万元を負担。 地元住民が50万元相当の労務を提供。 |
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NPOの役割 | 河北省側の提案に基づき、小渕基金へ交付申請書提出。 書類作成は、鳥取県及び河北省が全面的に援助。 その後の、助成金支払申請書、事業報告書等も同様。 起工式、中間検査、完了検査等の訪中。 |
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レポート(07年6月6日協議) |