こどもの病気  

包茎 / 夜尿症



包茎について  
    -おとなの包茎の項も参照のこと-


*生まれてすぐはみんな包茎。
   包茎でなければ、むしろ尿道下裂などの先天性奇形が心配。
*3.4才までに皮がむけるかどうか一度は確認すること。
   父親の義務だ。
*亀頭がでれば一安心。
*少しでも亀頭がのぞけば、まずOK.
*やたらと我が子の性器の状態を気にしないこと。
   子供が気にしだすと精神発育上よくない。
   父親がいっしょに風呂に入ったとき、ちらっと確認すればよい。
*手術を早まらないこと。
   幼児のうちに手術で皮を完全にめくれさせてしまうのはよくない。
(いつも亀頭が完全に露出する状態)
*排尿の時はいつも包皮をめくるようにすること。
   包皮と亀頭のあいだにカスがたまって炎症をおこすもとになる。
*どうしても亀頭が見えない場合は、泌尿器科医とよく相談のこと。

**何と言っても父親が一番よくわかるはず。
**真性包茎のままで成人を迎えると、
     陰茎癌の原因になる。
        (陰茎癌になるのは親に責任がある)
     早漏の原因になる。

              


夜尿症 

オネショの原因は次の2つ。

1. 情緒障害
2. 泌尿器科系統の基礎疾患がある。
    先天性奇形や脊髄腫瘍などによる神経因性膀胱。
        

1. 情緒障害の特長 (子供の環境に共通したものがる。世界共通。)
   弟か妹がいて、しかも生後間がない。
   祖父母が同居しているか、近くにいる。

  *すなわち子供への関心(愛情)の移り変わり。
   子供はこれを敏感に感じ取って、
   自分に関心をむけるさせるためにいろんな行動をおこす。
  
  *意識的にオネショをするわけではないが、
   たまたまのオネショで親の関心が自分にむけられることを覚えて、
   以後習慣性になる。
  
  *治療法はいろいろ。民間療法も山ほどる。

  *信頼できる小児科医、もしくは泌尿器科医に相談すること。
  
  *はっきり言って”親のしつけ”も重要である。

2. 泌尿器科系統の基礎疾患がある場合の特長:
   夜、昼関係なくもらす。オシメがとれたことがない。
     (尿失禁と同じ状態)
   ウンコのほうも調子が悪い。
   運動障害がある(駆けっこがやたら遅い)

   *腎臓に負担をかける神経因性膀胱では放置すると、
    腎不全になる。
   *脊髄腫瘍などでは早期の外科的処置を必要とする。

   *他の臓器に合併症をおこすので早期に泌尿器科を受診すること。
  
   *残念ながら普通の排尿状態にもどることがむつかしい。