![]() |
||
ツーリング〜吹屋ふるさと村![]() 食堂 みずぐるま <前|次> みずぐるまという風情のある店名。中はけっこう広く、テーブル6台くらいと座敷にお膳が4台。座敷のお膳一台に「予約席」と札が立っていたが、去年から置いてあると店のおじさんが言っていた。コンクリの床にはガスの配管が固定してあって、各テーブルの上にはガスコンロが置いてある。この店の売り?の長沼ジンギス汗のための物らしい。店のすぐそばにある「日本一の親子孫水車」が店名の由来のようだ。 客も家族連れが2〜3組いたが、店内は何となく殺伐とした雰囲気を醸し出していた。 メニュー表に目をやると味のある手書き文字で酒のつまみや、ラーメン、ハンバーグなど貼り出してある。中でも目を引いたのは定食メニュー。大皿定食、ラーメン定食、ハンバーグ定食と書いてある下に小さくおでん2本などと内容が書いてあるが、定食すべてにおでんが2〜3本ついている。よく見ると店の隅におでんを煮込む四角い器具があり、時折おじさんが具材を無造作に突っ込んでいる。そのそばの壁におでんメニューをみるとすべて一本100円だった。 注文はこちらから厨房のおじさんに告げなければならない。とりあえずラーメン定食を頼むが、代表で注文を告げにいった人が一時間待ちと聞かされ、とりあえず焼きおにぎりを一皿(2個)頼んできていた。妙に固くて温もりのない焼きおにぎりを五つに分けて食べながら、注文をキャンセルして別のところに行こうということになったが、ラーメンはもうオーダーが入ってしまってキャンセルできないということで、ラーメン2杯を5人で食うことにした。「大盛りにしといたから〜」と言いながらおじさんはラーメンを持ってきてくれた。確かにでかいどんぶりだが、ほんとに大盛りなのか、もとからこんな物なのかは初めて来た我々にはわからない。味は普通のみそラーメンだが、雰囲気のせいかみんな食が進まないようだ。一つのどんぶりを二〜三人でつつくせいもあるだろうし、早くこの店を出たいという雰囲気が五人の間に漂っていた。結局すべて食べきらないまま店を後にした。 ●戻る |
|