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1997年2月例会のアンケートより
くらよしシネマクラブ
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更新
「女人、四十。」
●鑑賞者 --- ●アンケート回答数=30 (内訳=・とてもよい=20 ・よい=8 ・どちらでもない=2)
**とてもよい**
●現実のきびしさを表現しながらも時々ユーモアをまじえながらのストーリーにホッとするものがありました。自分だったらどうするのだろうと考えさせられた作品です。(女性)

●「人生は歓びである」心に残ることばでした。テンポがありあっという間におわってしまった。(女性)

●自分がもし主人公になったら・・・?と思いながらみたけど、こんなに元気に生きれるといいですね。(女性)

●仕事と看病と大変な毎日の生活の中で、じめじめした感じが全くなくてさわやかないい気持ちでした。(女性)

●私にとっても、身近なことで、アルツハイマー症の家族は大変だと思う。それを明るくたくましく支える家族の姿が印象的でした。(女性)

●優しい気持ちになれる映画でした。(女性)

●年をとっても、生きることに前向きでいられると実感できた。(女性)

●今回の映画、身につまされる思い。(自分も看病した経験あり)なんとも言えないが、人の温かみはどんな場合にも通じると思う。(?)

** よ い **
●がんこでわがままもののおじいちゃんが、だんだんかわいく見えてきた。老人看護の悲惨さに同情しながらも思わずほほえんでしまったのは、適度にちりばめられたユーモアのお陰。最後の方でおじいちゃんが花を差し出すところはホロリときた。見終わって何だか心があったかかった。主演の女優さんが中井貴恵さんに似ていて、邦画をみているような感じがした。(女性)

●「人生とは歓びだ」たまに、まともに戻る義父さんが、含蓄があって良かった。テンポがよくて、メイの元気さがいいなーと思った。(女性)

●生活習慣の違いか、見ていて何かなじめない気持ちでしたが、人間の生命(ボケ)は人事でない気持ちでした。メイは素晴らしい!!(女性)

** その他 **
●私もアルツハイマーの母を介護していて主人公の狼狽ぶりも困惑も、家のこと、仕事のこと、夜も寝られない。ときどき寝込んでしまう様子までピッタリ一致いたしますから、本当に主人公に共鳴するところです。痴呆を多数のひとで見れば介護する人も楽なのですが、それが出来ない何ともやりきれない気持ち、いつまで続くのかも分からない諸々の感情、本人でなければ分からないと思います。最後までそれが続けば私も一緒にふさいでしまったでしょう。アッサリとなくなり、今までのことは消えて、ただ懐かしむ最後に救われた気でホッとして肩が軽くなりました。その点で私には面白かったと言えます。もう一つ発音に中国語独特の「ハァー」というような語尾がいくら腹を立てても腹立ちが抜ける点も申し添えます。(?)

●老人の介護という、シリアスな問題を含んだ映画でありますが、アルツハイマーになった舅の、自我を喪失し、現実を逸脱した素朴で、奇妙な行動と、彼に振り回されながら懸命に介護を余儀なくされている家族の物語は、観客に適度の娯楽性と家族の強い絆や、家族の原点を考えさせられます。人間は厳しい環境のときほど家族の心が一層共有できるものなのかも知れないし、人はこれを人間愛の深さと思うかもしれない。(男性)